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「子ども食堂について」
2023年07月27日(木)卓話実施日:2023年07月25日(火)
卓話タイトル:「子ども食堂について」
卓話者:尾崎 一美 様
所属:社会福祉法人世田谷区社会福祉協議会 地域社協課 調整係 係長
【子供食堂ができる環境づくりを目指す】
今日の世田谷ロータリーの卓話は、世田谷区社会福祉協議会の尾崎一美さんに
「世田谷区民の子ども食堂について」
というテーマで、
ー子ども食堂の定義
ー世田谷区内の子ども食堂の状況
ー社会福祉協議会の支援内容
ーコロナ禍の子ども食堂への影響
ー子ども食堂の今後の課題
といった内容をお聞かせいただきました。—
講演でメモした内容をシェアさせて頂くと、
・子ども食堂は全国的に増えており、現在、日本全国で7,331箇所、東京都で839箇所、世田谷区に66箇所ある
・子ども食堂は、ひとりで過ごす子どもたちの「孤食」や経済的な理由での「欠食」などを食事の提供でサポートする活動団体
・世田谷区では全国に先駆けて子ども食堂の食材費の支援や、行き帰りの事故への保険加入などを実現している
・保護者が仕事がなく、経済的な理由での「欠食」はコロナになってから増えており、現在も減っていない
・コロナの最中はお弁当で対応していた。現在は会食が半分ほど戻ったが、黙食が浸透して、一時期は静かな食事であった
・野菜の価格の高騰もあり、野菜嫌いの子供が増えていると感じる
・子ども食堂はボランティアのスタッフはもちろん個人や法人による寄付金や寄贈あって運営されている
・夏休みになって学校の給食がないため、子どもによっては1日複数の子ども食堂をまわっている子どももいる
・通常中高生になると子ども食堂に来なくなるが、中高生になっても通い続ける子供が増えている(保護者の経済的理由)
といったことをメモさせて頂きました。子ども食堂についての名称は聞いたことがあっても、
具体的な活動の中身や、そこに行く子ども達の実態をお聞きすることができてよかったです。—
私達、世田谷ロータリークラブでは、子ども食堂の活動に共感し、
8月5日~8月6日に開催される「第44回せたがやふるさと区民まつり」にて、
フードドライブという食品等の寄贈を実施します。少しでも、未来ある子ども達の食事環境をよくすることに貢献できればと思います。
ご興味がある方、ご協賛いただける方はぜひご連絡ください。
また、私自身も2人の子供をもつ親として、「欠食」や「孤食」といった問題をお聞きしてキリキリと心が痛みました。
食品業界に携わるものとして、具体的なアクションを起こしていきたいと思います。
尾崎様、本日はお忙しいところ貴重なご講演をいただきありがとうございました。
※出典:高井会員のFacebook記事
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尚、今年度当クラブでは、世田谷区社会福祉協議会様を通じて、
世田谷区内の子ども食堂へ700,000円相当の食料を寄贈する予定です。