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「犯罪心理と栄養」
2023年05月16日(火)卓話実施日:2023年05月10日(水)
卓話タイトル:「犯罪心理と栄養」
卓話者:阿部佑介様
所属:Bean Bros株式会社
本日はBean Bros株式会社最高経営責任者の阿部佑介様をお迎えして、
「犯罪心理と栄養」〜元刑事が現場で見た,歪んだ心理と栄養状態の関わりについて
という演題で卓話をして頂きました。
※以下、高井会員のSNSからの抜粋です(本人ご了承済み)。
タイトルにもある通り、阿部様は元警察官で最年少でSATにも選ばれ、
その後、捜査第1課にも所属されたというすごい経歴をお持ちです。警察官時代に、
「被疑者は皆な食生活が乱れている」
ということに気がつき、34歳で警察官を退官。アメリカの栄養コンサルタントの資格を取得して、現職で
【拳銃と手錠を置き、ホリスティック栄養学を武器に犯罪を減らす!】
というミッションを掲げてお仕事をされています。—
講演内容のメモを見返してみると
ーアメリカでは人的資本経営が進み、企業が人材にどれだけ投資をしたかが問われる。
この分野では日本はアメリカに比べて遅れている
ー健康に気を使うと、個人は生活が向上し、企業は業績が上がる。この関係をしっかりと理解する
ーホリスティック栄養学は「食べ物の選択」だけでなく、
「消化吸収」「ボディタイプ」「心の選択」といった4つの視点がある
ー心の状態によって栄養素の働き方は変わり、「ストレス」がかかると消化にブレーキがかかる
ー執行猶予がついた人に、一般的なカウンセリング以外に、食事のアドバイスをしたところ、再犯率が3分の1になった
ー矯正施設にて、少年犯罪者に減砂糖食したところ、トラブルの発生率は80%減少した
といったことを学ばせて頂きました。
—警察官時代の普通ではお聞きできない講演内容に引き込まれましたが、
阿部様が「犯罪と食事の関係」について考えるきっかけになったという
「ある被疑者の中学生に、好きな食べ物を聞いたところ、普通はハンバーグとかナポリタンという料理の名前を答えるところ、
「〇〇のカップラーメンの△△味」
という商品名であった際にこの子の家の食事やその環境に問題があるのではないかと思った」
というエピソードが特に心に残りました。—
私にも2人の子供がいますが、料理にもっと時間や手間をかけないといけないなと思いながらも、
共働きであることを理由に、ついつい加工食品やお惣菜に頼ってしまっています。我が家の食卓や冷蔵庫の中身を思い返しながら、反省ばかりで講演を聞いていました。
とはいえ急にいきなり食生活を変えるのは難しいとのことなので、まずは阿部様から教えていただいた
ーなるべく自然な食品 (添加物、砂糖を減らす)
ー心をこめていただきますをいう (食事に意識を向ける)
ー心と体に意識を向ける (自分の変化に意識を向ける)
の「3つの心がけ」を今日の晩御飯からスタートしてみたいと思います。阿部様、今日は素晴らしいご講演をありがとうございました!