-
「耳からはじめる認知症予防への取り組み」
2022年07月27日(水)卓話実施日:2022年07月27日(水)
卓話タイトル:「耳からはじめる認知症予防への取り組み」
卓話者:中石真一路 会員
所属:東京世田谷ロータリークラブ
今日の卓話は、ユニバーサル・サウンドデザイン株式会社 代表取締役で
東京世田谷ロータリークラブで同じ会員でもある中石真一路さんによる
「耳からはじめる認知症予防への取り組み」でした。中石さんによると、
ー日本人の10人に1人以上の1,430万人が難聴
ー難聴の多くは加齢が要因で65歳ぐらいから増え、80歳以上だと男性で84%、女性で73%が難聴になっている
ー認知症の検査で本当な難聴の人が、認知症と誤認されることもある
ー難聴にはいくつかのパターンがあり、音が大きくなる補聴器の装着だけが解決策でない
ー難聴の人は、実際は聞こえなくても「聞こえたフリ」がうまくなるので、
症状がわかりにくいというのが日本における難聴の現状だそうです。難聴が進んだり、認知症と誤認されたりすると、その方の社会参加が減ってくるので
“難聴を予防すること”は社会的に重要だと思いました。中石さんは、この問題に取り組み、「聴く側」が補聴器をつけるのでなく、
「話す側」を聞きやすくする対話支援システム「comuoon(コミューン)」を開発されたそうです。comuoon
↓
https://www.comuoon.jp/また、視力は「1.0」「0.3」といったようにその能力は可視化されやすいですが、
聴力は可視化がされていないことも問題だと、アプリ「みんなの聴能力チェック」もリリース、
聴く力を可視化されています(こうした取り組みも素晴らしい!)。私も早速スマホにダウンロードして聴力をチェックしてみたのですが、、、
90点/100点。え、私まだ40代なのに。。。これやばい!?
結果をみると、どうやら「じ」を「ひ」、「た」を「は」と聞き間違えているようです。
文脈やボディランゲージなどで今はコミュニケーションに問題はでていないと思いますが、
音だけだと
しめい(氏名)→ひめい(悲鳴)
じゃくてん(弱点)→ひゃくてん(百点)
たすう(多数)→はすう(端数)
たかい(髙井)→はかい(破壊)
たかいさん、ここにしめいを書いてください→破壊さん、ここに悲鳴を書いてください
と聞き間違えているということでしょうか??※皆さんもぜひ聴力チェックしてみてください
↓
https://u-s-d.co.jp/mimicare/中石さんによると、聴力を鍛えるには、
①脳を使うこと
②睡眠と食事
③良い音を入れる(自然の音が有効)
とのことなので、たくさん学んで、しっかり休んで、自然とふれあいたいと思います(子供の夏休み状態)!中石さん、今日は貴重な学びと聴力が弱いことに気づくきっかけをありがとうございました!!
※引用元:高井会員のFacebookタイムライン